イスラム教徒の6つの義務

信じなければならない義務6つ

イスラム教信者のことを「ムスリム」と呼びますが、彼らには信者として守らなければならない義務があります。
それが「六信五行」です。
「六信」とは、ムスリムが信じなければならない項目のことで、「神」「天使」「啓典」「預言者」「来世」「天命」の6つです。
このうち「天命」以外は日本語でも同じような意味合いを持っているので理解できるかと思いますが、「天命」に関しては若干意味が異なります。
イスラム教における「天命」とは、神が人間の運命を予め定めているということを表わしています。
実際「インシャーアッラー(神が望むならば)」という言葉により日常生活において気軽に使われることもしばしばです。

行なわなければならない義務6つ

「五行」は、「信仰告白」「断食」「喜捨」「巡礼」「礼拝」のムスリムが行なわなければならない5つの事柄です。
これらについては少し説明が必要かもしれません。
まず「信仰告白」とは礼拝の際に「アラーの他に神はなし。ムハマンドはその使徒なり」と口に出して唱えることをいいます。
「断食」は1年に1度のラマダーンを指し、「喜捨」は富める者が貧しい者に財産を分け与えることを意味します。
「巡礼」はメッカにお参りすることで、1年に1度訪れる巡礼月には世界中のムスリムがメッカに集結します。
「礼拝」は最初のころはイェルサレムの方角に向かって拝んでいたのですが、ユダヤ教との関係などから現在は1日に5回、カーバ神殿に向かって行ないます。