キリスト教の成り立ち

聖書の違い

キリスト教の聖典である聖書には「旧約聖書」と「新約聖書」があるのはご存知でしょう。
旧約聖書とはキリスト教側からの呼称でありユダヤ教の経典をキリスト教徒がまとめたもので、ユダヤ教徒が使用していたものとほぼ同じ内容が書かれています。
そして新約聖書はイエスが遺した言葉や弟子たちの手紙などをまとめたもので、つまりはイエスが誕生してからの事柄が書かれているという違いがあります。
また、新約聖書を書いたのは一人ではなく複数の人物によって書かれているという特徴もあります。
バラバラに書かれた文章を寄せ集めたものといってもよく、内容や表現は書いた人によってかなり異なっています。

その広がり

イエスの死後、キリスト教は徐々に世界中へと広まっていきました。
今でこそキリスト教信者は世界中にたくさんいますが、その頃のキリスト教は誤解と偏見で見られており、信者というだけで迫害を受けてしまうこともあったのです。
それでもキリスト教を信じる人たちはカタコンベと呼ばれる地下墓地を集会場所として活動をし、人間として認められない奴隷や社会的に抑圧された女性が当時の主な信者たちだったのです。
やがてキリスト教が多くの人々に支持をされるようになり、ついには313年にコンスタンティヌス帝に信仰を許可されるまでになります。
その後392年にはテオドシウス帝がキリスト教以外の宗教の祭礼と供儀を禁止しました。
この勅令によりキリスト教はローマにおける唯一の宗教、つまり国教となったのです。