ブッダの教えとは

八正道の考え

ブッダの教え「四諦」の最後に出てくる苦しみの原因を取り除く方法である「八正道」とは、何なのでしょうか。
八正道とは、「正しく『見る、考える、話す、行動する、生活する、努力する、思い巡らす、心をおく』」の八つの正しい道のことです。
これらは宗教というよりも人が生きるための道とも思えます。
断食などの苦行を行なうことなく、日々の生活において八つの正しい道を収めることができれば苦しみを取り除くことができるというのが八正道の考えなのです。
仏教には、極端を避ける「中道」という教えがあります。
もちろん仏教でも、不殺生、不妄語、不偸盗戒、不邪淫戒、不飲酒戒といった戒律は定められています。
しかしこれらは絶対に守らなければならないというものではないという点が他の宗教とは異なるともいえるでしょう。

ブッダの死

ブッダの布教活動には、キリスト教のイエスやユダヤ教のモーセなどのように伝説に残るような奇跡や権力者からの弾圧などはほとんどありません。
ただ、各地の王族や豪商などの強い支援の下、弟子たちを引き連れて40年以上に亘って布教の旅を続けていったのです。
彼は旅の途中に体調を崩して亡くなったのですが、まさに普通の死に方なのです。
ブッダの死後、彼の教えはアウリヤ朝のアショーカ王の王子によって伝承され東南アジアへと広がっていきました。
東南アジアへと伝わったこの南伝仏教もしくは上座部仏教は、日本へと伝わった北伝仏教よりも古い教えとされています。